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5月, 2022の投稿を表示しています

Batchノードを使う(その2)

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 ここのところずっと Node-RED のサンプルを見ながら各ノードの使い方を確認しています。 頭出しの記事はこちら をご確認ください。今回はBatchノードの第2回目です。 確認するサンプルは、「 読み込み > サンプル > flows > node-red > sequence > batch > 02 - Time based group mode 」です。時間ベースでメッセージをグループ化できるみたいです。 時間ベースでメッセージをグループ化する ざっくりとした流れは以下のとおりです。 Functionノードがバラバラのメッセージを送信する Delayノードが流量制限を行い、1秒1メッセージ流すようにする Batchノードが指定した時間間隔ごとにグループ化(partsプロパティに自動生成した値を設定)する Joinノードが同じpartsプロパティの値ごとに1つのメッセージにまとめる 上流から順にノードの設定を見ていきます。入力データを生成するFunctionノードでは、0〜29の値をPayloadに持つメッセージを送信しています。ここは 前回の記事 と同じです。 続いて、Delayノードで流量制限を行います。 続いて、Batchノードで指定した時間間隔ごとにグループ化します。 続いて、Joinノードで複数メッセージをまとめます。動作が自動なので、partsプロパティの値ごとにまとめます。ここも 前回の記事 と同じです。 実行すると、以下のログが出力されます。画面キャプチャからは読み取れませんが、ログは約5秒毎に出力されます。流量制限したメッセージがグループ化されるのに時間がかかるんでしょうね。 まとめ まとめます。 複数メッセージを時間ベースでグループ化できます Batchノードシリーズはもう少し続きます。

Batchノードを使う(その1)

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ここのところずっと Node-RED のサンプルを見ながら各ノードの使い方を確認しています。 頭出しの記事はこちら をご確認ください。今回はBatchノードの第一回目です。 確認するサンプルは、「 読み込み > サンプル > flows > node-red > sequence > batch > 01 - Number based group mode 」です。サンプルを見る限りBatchノードを利用すると指定した条件ごとにメッセージをグループ化できるようです。「グループ化」って言葉だけを見ても何をするのか想像がつきませんが、「メッセージにpartsプロパティを付加する」のがより詳細な挙動の説明になると理解しました。複数のメッセージをまとめるのはJoinノードが実施しますが、そのJoinノードが動くために、複数のメッセージに同じpartsプロパティを付与するのがBatchノードの役割です。 バラバラのメッセージを指定した数ずつまとめる 最初に確認するのは1段目です。ざっくりとした流れは以下のとおりです。 Functionノードがバラバラのメッセージを送信する Batchノードが指定した数ごとにグループ化(partsプロパティに自動生成した値を設定)する Joinノードが同じpartsプロパティの値ごとに1つのメッセージにまとめる 上流から順にノードの設定を見ていきます。入力データを生成するFunctionノードでは、0〜29の値をPayloadに持つメッセージを送信しています。 続いて、Batchノードで指定したメッセージ数ごとにグループ化します。 続いて、Joinノードで複数メッセージをまとめます。動作が自動なので、partsプロパティの値ごとにまとめます。 実行すると、以下のログが出力されます。5ずつまとめられていますね。なお、Batchノードの出力にDebugノードをつなげて出力メッセージ全体を確認するとpartsプロパティに自動生成した値が設定されているのが確認できるはずです。 要素をオーバーラップする Batchノードでは、グループ化する要素を一部オーバーラップさせることができます。この説明だけで伝わると思えないので詳しく説明します。確認するサンプルは2段目です。基本的な流れは一つ前のサンプルと同じで、違うのはBat

Sortノードを使う(その3)

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ここのところずっと Node-RED のサンプルを見ながら各ノードの使い方を確認しています。 頭出しの記事はこちら をご確認ください。今回はSortノードシリーズの3回目です。 確認するサンプルは、前回に引き続き「 読み込み > サンプル > flows > node-red > sequence > sort > 02 - Sort message sequence 」です。前回紹介したサンプルとの違いは、Payloadを直接ソートするのではなく、複数メッセージをソート対象にしている点です。ソート対象の入力メッセージとソート後の出力ともに複数のメッセージのまま取り扱っているのがポイントです(前回紹介したサンプルは単一のメッセージ内でのソートでした)。それを再現するため、Sortノードの前にSplitノードを経由してメッセージをバラバラにしています。実運用ではわざわざSplitノードを利用することはなく、元々独立したメッセージをソートできることを示したいのだと思います。たぶん。 バラバラのメッセージをソートする 確認するのは1段目です。 入力データを生成するTemplateノードでは、単純な文字列配列を指定しています。 こいつをSplitノードでバラバラにしています。入力が配列なので固定長1でバラしてます。 Sortノードはmsg.payloadで昇順ソートするよう指定してあります。いたってシンプル。 実行すると、以下のログが出力されます。一度バラされた複数メッセージのmsg.payloadの値で昇順ソートされています。 ちなみに、2段目のサンプルは降順ソートです。3段目、4段目も文字列ソートに関するものです。これらは説明不要だと思うのでスキップします。 バラバラのメッセージに指定されたJSONオブジェクトのプロパティ値でソートする 続いて確認するサンプルは5段目です。フローの見た目は最初に確認したものと同じに見えますが、バラバラに飛んでくるJSONオブジェクトのプロパティ値でソートします。 入力データを生成しているTemplateノードでは、JSONオブジェクト配列を生成しています。 これをSplitノードで配列要素ごとにPayloadを分割します。Splitノードの内容は一つ前のサンプルと同じなので省略します。さらにSortノ